作動油
作動油は機械を動かすための「力を伝える油」であり、同時に部品を守る重要な役割を持っています。しかし、長く使ううちに熱や摩擦、外部からの汚れによって性質が変化します。もしこの変化を放置すると、油圧の力が正しく伝わらなくなったり、部品が摩耗して故障する原因になります。
以下の分析項目は、一般的な油圧作動油の定期分析で使用されます。
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
JK-1 | JK-2 | JK-3 | JK-4 | JK-5 | JK-6 | ||||
| 動粘度(40℃) | JIS K 2283 | 50 | ||||||||||
| 水分(カールフィッシャー電量滴定法) | JIS K 2275 | 50 | ||||||||||
| 酸価 | JIS K 2501 | 50 | ||||||||||
| 汚染度 (質量法) | JIS B 9931 | 100 | ||||||||||
| 汚染度(計数法) | ISO4406SAE AS4059(換算) | 200 | ||||||||||
| 摩耗金属分析(Fe,Cu,Al,Pb) | ICP(有機溶媒法) | 20 | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
250 | 270 | 350 | 370 | 450 | 470 | ||||||
| 報告例 |
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ギヤー油
歯車(ギヤ)は機械の中で力を伝える大切な部品ですが、金属同士が直接こすれると摩耗や破損が起きてしまいます。
そこでギヤー油を使うことで、摩擦を減らし、歯車を守りながら長持ちさせることができます。
ギヤー油が劣化すると、歯車を守る力が弱まり、機械の故障や事故につながることがあります。また、摩耗した金属の粉や水分が混ざると、さらに性能が落ちます。
以下の分析項目は、一般的なギヤー油の定期分析で使用されます。
タービン油
タービン油は、発電所や工場で使われる「タービン」という機械をスムーズに動かすための油です。タービンは高速で回転するため、部品同士がこすれて摩耗しないように潤滑することが必要です。また、タービン油は摩擦を減らすだけでなく、熱を逃がす冷却作用や錆を防ぐ働きもあります。
タービン油は長時間使うと、熱や空気に触れて酸化したり、汚れが混ざったりして性能が落ちます。性能が落ちると、タービンの動きが悪くなり、最悪の場合は故障や発電停止につながります。
以下の分析項目は、一般的なタービン油の定期分析で使用されます。
難燃性作動液(水グリコール系作動液)
水グリコール系難燃性作動油は、火災の危険がある場所で使うために特別に作られた油です。普通の作動油は燃えやすいので、製鉄所や高温の設備では火事のリスクがあります。そこで、水とグリコール(不凍液のような成分)を混ぜて、燃えにくい性質を持たせた油が水グリコール系難燃性作動油です。
ただし、水グリコール系の油は、普通の油と違って水分が含まれているため、劣化や成分の変化が起こりやすいという特徴があります。
以下の分析項目は、一般的な水グリコール系作動油の定期分析で使用されます。
舶用エンジンオイル
船のエンジンはとても大きく、長時間にわたって高い負荷で動き続けるため、普通の車用オイルでは耐えられません。舶用エンジンオイルは、摩擦を減らして部品を守る、燃焼で発生する汚れを洗い流す、錆や腐食を防ぐといった役割を持っています。
舶用エンジンオイルは長時間使ううちに、燃料の成分やすすが混ざる、酸化して性能が落ちる、添加剤が減って防錆や洗浄力が弱くなる、といった変化が起こります。
以下の分析項目は、一般的な舶用エンジンオイルの定期分析で使用されます。
(引火点測定をご依頼の際、特に指定がない場合は、引火点(COC)で実施いたします。)
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
EO-1 | EO-2 | EO-3 | EO-4 | EO-5 | |||||
| 動粘度(40℃) | JIS K 2283 | 50 | ||||||||||
| 水分 (カールフィッシャー気化法) | JIS K 2275 | 50 | ||||||||||
| 塩基価 (過塩素酸法) | JIS K 2501 | 50 | ||||||||||
| 引火点 (COC) | JIS K 2265-4 | 200 | ||||||||||
| 引火点 (PMCC)A法 | JIS K 2265-3 | 200 | ||||||||||
| ペンタン不溶解分 (A法) | JPI-5S-18-80 | 50 | ||||||||||
| ペンタン不溶解分 (B法) | JPI-5S-18-80 | 50 | ||||||||||
| 金属分析(Fe) | ICP(有機溶媒法) | 20 | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
350 | 400 | 370 | 420 | 470 | |||||||
| 報告例 |
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軽油【JIS要求品質 9項目】
軽油のJIS要求品質項目です。
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
FO-1 | |||||||||
| 振動式密度(15℃) | JIS K 2249 | 30 | ||||||||||
| 動粘度(30℃) | JIS K 2283 | 50 | ||||||||||
| 硫黄分 (蛍光X線-検量線法) | JIS K 2541-7 | 30 | ||||||||||
| 目詰まり点 (CFPP) | JIS K 2288 | 100 | ||||||||||
| 引火点 (PMCC)A法 | JIS K 2265-3 | 200 | ||||||||||
| 流動点 | JIS K 2269 | 100 | ||||||||||
| 10%残油の残留炭素分 | JIS K 2270-2 | 250 | ||||||||||
| 蒸留性状 (常圧法) | JIS K 2254 | 250 | ||||||||||
| セタン指数 | JIS K 2280 | -- | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
1000 | |||||||||||
| 報告例 |
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重油【JIS要求品質 8項目】【LESR 3004-2016 表2 推奨性状】
A重油の JIS K 2205 に記載されているJIS要求品質項目および LES R 3004-2016 表2 に記載されている推奨性状の分析項目です。
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
FO-2 | FO-3 | ||||||||
| 引火点 (PMCC)A法 | JIS K 2265-3 | 200 | ||||||||||
| 動粘度(50℃) | JIS K 2283 | 50 | ||||||||||
| 流動点 | JIS K 2269 | 100 | ||||||||||
| 水分 (カールフィッシャー気化法) | JIS K 2275 | 50 | ||||||||||
| 残留炭素分 (ミクロ法) | JIS K 2270-2 | 30 | ||||||||||
| 10%残油の残留炭素分 | JIS K 2270-2 | 250 | ||||||||||
| 灰分 | JIS K 2272 | 200 | ||||||||||
| 硫黄分 | JIS K 2541 | 30 | ||||||||||
| 反応 | JIS K 2252 | 100 | ||||||||||
| 振動式密度(15℃) | JIS K 2249 | 30 | ||||||||||
| セタン指数 | JIS K 2280 | -- | ||||||||||
| 目詰まり点 (CFPP) | JIS K 2288 | 100 | ||||||||||
| 蒸留性状 (常圧法) | JIS K 2254 | 250 | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
800 | 1200 | ||||||||||
| 報告例 |
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グリース
一般的な石けんグリースの分析項目です。
・1/4円すいを用いたちょう度試験の適用範囲:175~385 (4号~0号)
・1/4混和ちょう度は、容量で直径19mm ×高さ約14.5mmの容器を満たす必要が あります。
(目安:1円硬貨10枚を重ねた程度です。)
・きょう雑物分析は増ちょう剤ごと全体を測定します。
(グリースを溶剤で分散後メンブレンフィルターでろ過、洗浄し増ちょう剤を捕捉します)
粒径の大きい摩耗粉があり、各金属光沢片の確認が必要な場合は別途お問い合わせください。
自家発電設備 (潤滑油分析)
<潤滑油の成分分析> ・オイルパン等から潤滑油を必要量抜き取り、潤滑油の成分を確認する。
⇒「動粘度」、「燃料希釈分」、「塩基価」、「金属成分」、「水分」等が、製造者の指定値範囲内である ことを確認する。
塩基価は新油代表性状を確認のうえ、塩酸法又は過塩素酸法を指定してください。
燃料希釈は軽油以外にA重油での実施も可能です。
自家発電設備 (冷却水分析)
<冷却水の成分分析> ・ドレインコック等から冷却水を必要量抜き取り、冷却水の成分を確認する。
⇒「PH」、「全硬度」、「電気伝導率」、「蒸発残留物」等が製造者の指定値範囲内であることを確認 する。
「塩基価」、「金属成分」、「水分」等が、製造者の指定値範囲内である ことを確認する。
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
ZR-1 | ZR-2 | ZR-3 | |||||||
| 水素イオン濃度 (pH) | JIS K 0102 12. (JIS Z 8802) | 50 | ||||||||||
| 全硬度 | JIS K 0101 15.1.3 | 50 | ||||||||||
| 電気伝導率 | JIS K 0102 13 | 50 | ||||||||||
| 蒸発残留物(クーラント水用) | JIS K 0102 14.2 参照 | 100 | ||||||||||
| エチレングリコール濃度 | GC | 10 | ||||||||||
| 鉄 | JIS K 0101 60.4 | 50 | ||||||||||
| 塩化物イオン | JIS K 0101 32.5 | 30 | ||||||||||
| 硫酸イオン | JIS K 0101 42.4 | 30 | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
200 | 200 | 200 | |||||||||
| 報告例 |
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一律排水基準(生活環境項目)
一律排水基準(生活環境項目)の一般的な項目です。
1)この表に掲げる排水基準は、一日当たりの平均的な排出水の量が50㎥以上である工場又は事業場に係る排出水について適用する。
2)生物学的酸素要求量(BOD)についての排出基準は、海域及び湖沼以外の公共用水域に排出される排出水に限って適用し、化学的酸素要求量(COD)についての排水基準は、海域及び湖沼に排出される排出水に限って使用する。
3)窒素含有量についての排出基準は、窒素が湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある湖沼として環境大臣が定める湖沼、海洋性プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある海域として環境大臣が定める海域及びこれらに流入する公共用水域に排出される排出水に限って適用する。
4)燐含有量についての排出基準は、燐が湖沼植物プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある湖沼として環境大臣が定める湖沼、海洋性プランクトンの著しい増殖をもたらすおそれがある海域として環境大臣が定める海域及びこれらに流入する公共用水域に排出される排出水に限って適用する。
*必要試料量はサンプルの汚染度により変わります。
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
HS-1 | HS-2 | HS-3 | HS-4 | HS-5 | HS-6 | ||||
| 水素イオン濃度 (pH) | JIS K 0102 12. (JIS Z 8802) | 50 | ||||||||||
| 化学的酸素要求量 (COD) | JIS K 0102 17 | 200 | ||||||||||
| 生物化学的酸素要求量 (BOD) | JIS K 0102 21 | 500 | ||||||||||
| ノルマルヘキサン抽出物質 | JIS K 0102 24 (昭49環告64) | 1000 | ||||||||||
| 鉱物油類・動植物油脂類 | JIS K 0102 附属書1(参考)補足 Ⅱ | 1000 | ||||||||||
| 浮遊物質量 (SS) | JIS K 0102 14.1(昭46環告59) | 1000 | ||||||||||
| 全窒素 | JIS K 0102 45.2 | 100 | ||||||||||
| 全リン | JIS K 0102 46.3.1 | 100 | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
3000 | 3000 | 3000 | 3000 | 3000 | 3000 | ||||||
| 報告例 |
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尿素水
尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)システムは、ディーゼルエンジンの排気中に発生する窒素酸化物(NOx)
を効果的に浄化するための排出ガス浄化技術の一環です。
このシステムでは、尿素水と呼ばれる約32.5%の尿素の水溶液が使用されます。
尿素水は、ディーゼルエンジンの排気に混合され、触媒反応によってNOxを窒素と水に変換する役割を果たします。
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
NY-1 | NY-2 | ||||||||
| 尿素濃度(尿素水) | JIS K 2247-2 | 30 | ||||||||||
| 密度 (20℃)(尿素水) | ISO12185 | 50 | ||||||||||
| 屈折率 (20℃)(尿素水) | JIS K 2247-2 | 30 | ||||||||||
| アルカリ度(尿素水) | JIS K 2247-2 | 100 | ||||||||||
| ビウレット(尿素水) | JIS K 2247-2 | 200 | ||||||||||
| アルデヒド(尿素水) | JIS K 2247-2 | 50 | ||||||||||
| 不溶解分(尿素水) | JIS K 2247-2 | 200 | ||||||||||
| りん酸(尿素水) | JIS K 2247-2 | 50 | ||||||||||
| 元素分析 (ICP)(尿素水) | JIS K 2247-2 | 50 | ||||||||||
| 赤外吸収スペクトル(尿素水) | JIS K 2247-2 | 50 | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
1000 | 1000 | ||||||||||
| 報告例 |
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水溶性切削油
水溶性切削油は水で希釈して使用されるため、濃度が変化しやすく、また、菌が繁殖しやすい傾向があります。
さらに、劣化や腐敗が進むと、本来の切削性能が損なわれるだけでなく、作業者の健康被害にもつながります。
そのため、水溶性切削油は腐敗を防ぐように適切に管理する必要があります。
異物分析
油中に混入した異物、水中の懸濁物質、ワークの付着物など、採取された異物がどのような物質かを特定するための分析です。
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
IB-1 | |||||||||
| 前処理 | -- | 50 | ||||||||||
| 顕微鏡写真 | マイクロスコープ | 5 | ||||||||||
| 元素分析 | JIS K 0102 | 50 | ||||||||||
| 赤外吸収スペクトル | FT-IR | 5 | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
20 | |||||||||||
| 報告例 |
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冷却塔冷却水
冷却塔は、水の蒸発を利用して水を冷却する装置です。
室内の熱を室外に放出(放熱)する役割を担い、ビルやショッピングモールなど大型施設の屋上に設置されている機械です。
冷却塔では冷却水や補給水を使用しますが、安全・安心に使用し続けるためには水質検査に基づいた管理が必要です。
セット番号 |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分析項目 | 規格 | 必要量 (ml) |
RR-1 | |||||||||
| 水素イオン濃度 (pH) | JIS K 0102 12. (JIS Z 8802) | 50 | ||||||||||
| 電気伝導率 (水溶液) | JIS K 0101 12 | 50 | ||||||||||
| 塩化物イオン | JIS K 0101 32.5 | 30 | ||||||||||
| 硫酸イオン | JIS K 0101 42.4 | 30 | ||||||||||
| 酸消費量 (pH 4.8) | JIS K 0101 13.1 | 50 | ||||||||||
| 全硬度 | JIS K 0101 15.1.3 | 50 | ||||||||||
| カルシウム硬度 | JIS K 0101 15.2.3 | 50 | ||||||||||
| イオン状シリカ | JIS K 0101 44.1 | 100 | ||||||||||
| 必要試料量 (ml) |
-- | |||||||||||
| 報告例 |
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